PRODUCT INFO
PRODUCT
電業の強み
総合的な知識
DENGYOは国内唯一の
総合専門メーカー。
電車線金具を製造するメーカーは、国内で数社しか有りません。中でも、電車線金具の製造に特化し、全てのアイテムを扱う総合専門メーカーは当社だけです。
また、金具の製造のみならず、電車線金具における総合的な知識を活かし、保守・メンテナンスに使用する計測機器も開発。常に時代のニーズに沿い、必要とされる“ものづくり”に注力しています。
細やかな対応力
多品種少量を実現!
小回りの効く生産体制。
電車線金具は、設置される場所ごとの走行条件(速度や列車本数)や自然環境の違いにより、同じ機能の電車線金具でも使用する状況が異なるため、製品の仕様は多岐にわたります。当社は機械工場、鉄鋼工場だけでなく、鋳造工場まで完備。そのため細かいオーダーに応えられることはもちろん、少量生産が可能。求められるものをできるだけ早い納品を目指しています。
社会的信頼
高品質な製品の
納期厳守は当然の責務。
社会インフラを下支えする電車の安全・安定輸送に欠かせない電車線金具。その品質管理の徹底と、安定供給(納期厳守)の重要性は言うまでもありません。
100年以上もの間、蓄積してきた電車線設備全体の専門的知識と、高品質・納期厳守のものづくり精神は社会的信頼を獲得し、世界からも高い評価をいただいています。
納入実績
毎日、世界のどこかで
DENGYO製品の設置・交換が行われています。
台湾の台北と高雄を結ぶ高速鉄道は2007年に開業。
海外で初めて日本の新幹線技術を採用されました。
そこへDENGYOも参画し、必要な電車線金具一式を納入しました。
その他、ベトナム、インドネシア、中国、韓国などの海外へも輸出し、
DENGYOの架線金具が使われています。
電車の仕組み
重要な役割を果たす架線金具
電車を動かす電気の流れと、「架線」の役割
電車を動かす動力や車内の照明・空調などの電源は,鉄道専用の変電所から供給されます。一般的には「架線」と呼ばれる給電線が線路上空に架設され,車両屋根上にある「パンタグラフ」が架線最下部にある「トロリ線」に接触することで電力が供給されます。車両に取り込んだ電流は車輪からレールを通って変電所に戻る仕組みになっています。
供給する電源としては,直流と交流の二種類があります。新幹線では交流2万5千ボルト,東京や大阪などの大都市近郊では直流1500ボルトです。
架線は,電車を動かすための電力を変電所から送るためだけでなく,電車がブレーキをかけたときのエネルギーを回収して,他の電車の電源として送電するのにも使われています。これが,鉄道が環境にやさしい理由の一つです。
複雑な架線の構造に必要とされる「架線金具」
高速で走行するパンタグラフがトロリ線から離れないようにするため,トロリ線はできるだけ水平に張る必要があります。そのため,「ちょう架線」を別に張って約5m間隔で「ハンガ」を用いてトロリ線を吊り下げます。ちょう架線は,約50m間隔で設けられた電柱に取り付けられた「可動ブラケット」などの支持装置で支持しています。
パンタグラフのすり板がまんべんなく摩耗するように,トロリ線は上から見るとジグザグに張っています。パンタグラフがトロリ線から外れないようにジグザグを構成するため,「曲線引金具」や「振止金具」を使用して決められた範囲内になるようにトロリ線を配置します。
高速運転するためには,架線はできるだけ強く引っ張ってたるみを少なくする必要があります。一組の架線の全長は約1500mが標準で,その両端には「テンションバランサ」が設けられます。これにはいくつかの種類がありますが,現在ではばねの力で引っ張るのが一般的になっています。
この他にも,架線内の電線間を電気的に接続するための「コネクタ金具」や,駅のポイント部で架線が交差する箇所で使用する「交差金具」,加電圧部を接地物から絶縁するための「がいし」,異なる電源系統を区分するための「セクションインシュレータ」,電柱に金具を取り付けるための「電柱バンド」など,架線には数多くの架線金具が使われています。